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  • 執筆者の写真Laetitia

4月の誕生石はダイヤモンド




誕生石とは

身に着けるとお守りになる、幸せが訪れると言われる誕生石。その由来は諸説ありますが、旧約聖書の『出エジプト記』に出てくるイスラエルの祭司長の胸当てにはめ込まれた12種類の宝石、そして新約聖書の『ヨハネの黙示録』で理想郷として描かれた聖都の城門の12個の土台を飾る宝石などが誕生石の由来とも言われています。 現在の「誕生石」はそれらを基礎とし、その後地域や時代により変化していったと言われていますが、日本でよく知られている誕生石は1912年にアメリカの宝石業界により定められたものとなっています。 Laetitiaのベビーリングの誕生石はそれらに基づき使用していますが、記念の品として大切に箱の中に入れておくだけではなく身に着けて欲しいので強度なども考慮し選んでいます。


 

4月の誕生石はダイヤモンド

ダイヤモンドは4月の誕生石としてだけでなく、エンゲージリング(婚約指輪)やマリッジリング(結婚指輪)などのほか多くのジュエリーに使われており、意外と馴染みのある宝石かもしれません。ダイヤモンドとはどんな宝石なのでしょうか。



ダイヤモンドのその輝きは?

多くの人を惹きつけるダイヤモンドの魅力。そのひとつは、人の手によって生み出される。 ダイヤモンドの輝きが人々を惹きつけるのは石の屈折率の高さによるものです。ダイヤモンドの屈折率は他の宝石に比べてとても高く(2.42)ダイヤモンドに入った光が石のなかで屈折して進み戻ってくるため目に入る光の量が多くなります。屈折率の低い石は一部の光が外に逃げてしまうため目に入る光が比べると少なくなるため暗くなります。同質のダイヤモンドでもカットが悪いと輝きが損なわれてしまいますので、カットは重要です。 エンゲージリングはその輝きや硬さ、純粋無垢な透明な色味などからダイヤモンドが選ばれることが主流ですが、その際に参考にされる4C(カラット・カラー・クラリティ・カット)のうち、カットが唯一人の手によるものです。そのほかは原石の特徴であるため、カットは良いものを選んだうえで原石の特徴と向き合っていくのが良いのではないかと思っています。ラウンドブリリアンカットは17世紀末にベニスの宝石商によってその原型が考案されました。最初にダイヤモンドを発見したのは紀元前4世紀ですから、ダイヤモンドのこの輝きを味わえているのはダイヤモンド発見からの歴史の中でもまだまだ短いといえるかもしれないですね。



その硬さがダイヤモンドという名前の由来です

ダイヤモンドという名前の由来は、ギリシャ語の「アダマス」(Adamas)と言われ、その硬さがなにものにも侵されがたいという意味があります。和名では「金剛石」とされますが、この名前も、何物にも侵されない硬さを意味し、サンスクリット語で「堅固」を意味するバサラに由来します。 一番硬いのになんでカットが出来るの?と思われるかもしれませんが、ダイヤモンドはダイヤモンドでカットし研磨します。ダイヤモンドの硬さは結晶の方向によって違うのでカットしたり研磨したりできるのです。硬いとはいえども、その劈開(へきかい)という特性がありますのでダイヤモンドでも割れたり欠けたりする場合がありますので大事に扱ってくださいね。



ダイヤモンドは汚れやすい?

ダイヤモンドには親油性という特性があります。水を弾き油になじむという性質です。ダイヤモンドは油膜の汚れがつきやすく、そのために曇って見えてしまうことがあります。綺麗だなぁと思って指で触れていると皮脂がついてダイヤモンドを汚してしまいます。ジュエリーのお手入れは購入したお店に聞かれるのが一番良いかと思いますが、油膜は中性洗剤をぬるま湯に少し溶かし洗うと輝きが戻ります。石によっては水に弱いものもありますし小さなジュエリーは注意が必要ですので、Laetitiaのジュエリーのお手入れについては直接お問合せくださいね。




ダイヤモンドはどんな意味を持つ石?

ダイヤモンドの宝石言葉

「清浄無垢」「変わらぬ愛」「至宝の輝き」「純愛」「普遍」など


ダイヤモンドのパワー

見ているだけでうっとりする輝き。それだけでパワーのある石だと感じてしまうくらい魅力的なダイアモンド。名前の由来としてもその硬さかから「なにものにも侵されがたい」という意味を持つ石ですが、パワーストーンとしてもその硬さに由来する意味が多いようです。例えば、


・純粋な思いを抱き続ける

・願い事をかなえてくれる

・パートナーとの関係性を深める ・困難に打ち勝つ強さを授けてくれる ・何物にも屈しない強靭な強さ

・永遠の愛を授けてくれる

・良縁をもたらす


これだけ読んでも結婚の誓いの証としてブライダルリングに使われるのがわかりますね。 ダイヤモンドはとてもエネルギーが強いと言われています。その力は全方向。自分にまっすぐに、そのエネルギーを使っていきたいですね。



 


とあるブランドで聞いた「女性の審美眼」の話


日本でも親しまれているフランスの高級宝飾ブランドの銀座にある店舗のスタッフの方から伺って感動したお話があります。店頭で美しく輝くダイヤモンドたちの前で釘付けになっていたら男性スタッフさんがお話しくださったのですが... ダイヤモンドの価値は通常4C(カラット(重さ)・カラー(色)・クラリティ(内包物)・カット(カット・研磨))によって決まります。先ほどお伝えしたように、この中で唯一人間の手によって施されるのがカットで、このカットによりダイヤモンドが他の宝石よりも光を反射し輝いて見えるのです。カラットとカット以外は鑑定しの裁量である部分ではありますが鑑定結果に大きな差が出ることはありません。 でもそのブランドで使用されるダイヤモンドにはもう一つクリアしなければならない審査があったのです。 それは、選ばれし7人の女性の「審美眼」。ブランドの基準をクリアしたダイヤモンドは最終的に7名の女性の審美眼によりそのブランドにふさわしいかどうか判断される。そこに男性が含まれることはないのだそうです。「美しさの判断が女性に任されているってすごくないですか?」その男性スタッフの方は目を輝かせてお話しくださいました。 ちなみに、ブライダルの現場での経験上、男性は4Cなどの判断の基準になるものがあると興味を持って話を聞いてくださいます。やっぱり「いいもの」を選びたいと思うのでしょう。婚約指輪のダイヤモンドを選ぶときは、ご予算にあうダイヤモンドを選ぶのは4C の話を一緒に聞きながら進め、その中から女性の審美眼で感覚的に好きな石を選ぶのが良いのかなと思っています。




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